神社には斎場としての意味合いも含みます
2016年12月25日
斎場といわれたら一般的に思い浮かぶのはどのような施設でしょうか。葬式を執り行う施設を思う浮かべる方が多いのではないでしょうか。 本当の意味は本来、神道の用語であり、祭祀や儀式が行われる場所を指していました。神道ではいわゆる神社とかを指しています。神社といえば私たちの中では、祈願をするところというイメージでしたが斎場の意味合いがあります。
普通葬儀といえば、仏式は故人を極楽浄土に送るための儀式なんですが、神道における葬儀とは、故人の御霊をその家にとどめて、家の守護神となってもらい家の安定と守り神になってもらう儀式という捉え方です。仏式では焼香を行ったり、線香を用いたりするのが一般的ですが、神社で葬儀を行う場合は玉ぐし奉奠を行い、捧げたあとは二拝二拍手一拝でお参りします。
よく新しく家を建てるときの地鎮祭などで行いますがその際は手をパンパンと鳴らしますが、葬儀の場合は音を立てず、忍び手といわれる手法で行うところも仏式でのやり方とは大きく異なります。一般的な斎場で仏式で行う場合と神道形式で行う際の様式は大きく異なっています。