臨終から葬儀後までに必要な書類を役所に提出
2020年05月26日
臨終後から、遺族(喪主)は慌ただしく様々な手続きを行うことになります。例えば、医師から死亡診断書を受け取ることが必要です。死亡診断書は、葬儀後の諸手続きや相続税の申告などに必要になります。役所に提出する前にコピーを取っておくとよいでしょう。
死亡届の提出は義務化されています。書類を受け取ったら、死亡届に必要事項を記入して、死亡した日から7日以内に役所に提出しなければなりません。提出しないと、火葬に必要となる『死体火葬許可証』が交付されずに、葬儀ができません。
提出するのは代行者でも問題ないものの、印鑑が必要です。また、火葬まで執り行って、喪に服してからも諸手続きがあります。市区町村役所・社会保険事務所・税務署などでの手続きには、必要な書類もありますから、事前に問い合わせましょう。
例えば、故人が世帯主であったなら、世帯主の変更が必要です。国民健康保険加入手続きや年金受給停止手続きなどもあります。ちなみに、トラブル防止にもなるのが遺産相続を含む遺言です。法的に有効な遺言をしっかり書いておきましょう。
また、判断力が衰えたときに備えておく制度となるのが、任意後見制度です。色々なパターンを考慮するだけでなく、準備や用意が必要ですし、期限が定められていますから、不安な場合には業者に相談してみましょう。